子供はいつまでも小さくありません。
義務教育は誰でも学校に通うことができますが、次第に頭を抱える問題があります。
それは子供の進学!
つくば市の人口は今や25.5万人を突破。
なかでも「研究学園」エリアは、この10年で人口が3倍に増えた爆発的人気スポットです。
私自身、この街に住み続けて20年。
都内より広くて快適な家でのびのび子育てができる最高の環境ですが、子供が成長するにつれ、ある「絶望的な事実」に直面しました。
「あれ? 自転車で通える範囲に、普通の進学校が……ない?」
竹園や茗溪など、近くにあるのは県内屈指の進学校ばかり。
「うちはそこまで秀才じゃない…」「普通の成績(偏差値50〜60)だと、結局遠くまで通うしかないの?」
そんな不安を抱えるパパ・ママのために、20年住んでいる私だからこそ見える「偏差値の空白地帯」という構造的な問題と、それを乗り越えるための「現実的な5つの選択肢」を徹底解説します。
迷ったらここ!タイプ別・おすすめ診断表
忙しい方のために、この記事で紹介する学校の比較表をまとめました。
学力に余裕があれば選択肢は広がりますが、そうでなくても「駅からの送迎」を味方につければ道は開けます。
| お子様のタイプ | 最適な選択肢 | 通学手段 | 偏差値目安 |
|---|---|---|---|
| 近さ・楽さ最優先 | つくば秀英 | 自転車10〜15分 | 46〜64 |
| 公立・専門性重視 | つくばサイエンス | 自転車25分 | 48前後 |
| TXでスマートに | 柏の葉(千葉) | 電車+徒歩 | 55前後 |
| 無理ない公立普通科 | 守谷・伊奈 | 電車+自転車 | 45〜48 |
| 逆転・駅送迎重視 | 私立(常総・日大等) | 駅発スクールバス | 40〜50(中受) |
最大の問題は「偏差値60の空白地帯」
なぜ、こんなにも高校選びが難しいのでしょうか。
それは、研究学園周辺の高校配置がいびつで、「偏差値の二極化」が起きているからです。
自転車30分圏内にある学校を見てみましょう。
- 【超難関】竹園高校(偏差値 71)
→ 選ばれしトップ層しか行けない。 - 【空 白】(偏差値 60〜65の公立高校がない!)
→ ここが一番人口が多いボリュームゾーンなのに、学校が存在しません。 - 【専門系】つくばサイエンス・工科(偏差値 40台)
→ 普通科進学を希望する子にとっては選択肢になりにくい。
都内であれば選べるはずの「普通の進学校」が、ここにはありません。
そのため、偏差値60前後の子は、「実力以上の竹園を目指す」か、「遠方の牛久・土浦まで通う」か、「私立にお金を払う」かの究極の選択を迫られるのです。
「自力通学」を阻む3つの高い壁
「それなら遠くの公立に通えばいいじゃない」と思うかもしれませんが、実態はシビアです。
1. 「バス便」の早起き地獄
土浦方面(土浦二高など)へ行く路線バスは、渋滞を考慮して研究学園駅を6:50前後に出発します。
これに乗るには5時台の起床が必須。3年間続けるのは、親子共にかなりの負担です。
2. 自転車通学を阻む「つくばの強風」
さえぎるものがない研究学園エリア。
冬の「つくばおろし(向かい風)」の中、片道30分以上の自転車通学は大人でも心が折れます。
💡 在住20年の知恵:賢い親の選択
「自力通学」を実現するには、子供の学力を底上げしつつ、通学環境を整えることが不可欠。
最近、研究学園の共働き世帯で選ばれているのは、送迎不要な「オンライン個別指導」などで時間を有効活用するスタイルです。
研究学園から「自力通学」できる!厳選5校
空白地帯と言われる中でも、現実的に通える選択肢はあります。
1. つくば秀英高等学校(私立)
- アクセス: 自転車10〜15分
- ポイント: 物理的に最も近いのが最大のメリット。
特進コースの実績も伸びており、公立へのこだわりを捨てれば最も快適な選択肢です。
2. 茨城県立つくばサイエンス高等学校(公立)
- アクセス: 自転車25分 / バス
- ポイント: 科学技術に特化した専門高校。
理系が好きなら、偏差値にとらわれずここを選ぶのもアリです。
3. 千葉県立柏の葉高等学校(公立)
- アクセス: TX「柏の葉キャンパス駅」から徒歩12分(乗車20分)
- ポイント: 県外受験になりますが、TX一本で通えるため、土浦方面へバスで行くより断然早くて楽です。
4. 茨城県立守谷高等学校(公立)
- アクセス: TX「守谷駅」からバスまたは自転車
5. 茨城県立牛久栄進高等学校(公立)
- アクセス: TX「みどりの駅」からバス20分
- ポイント: どうしても「偏差値60前後の公立」に行きたい場合の第一候補。連絡バスがあるのが救いです。
【逆転の発想】「勉強が苦手な子」ほど中学受験
「勉強が苦手な子」ほど中学受験で先手を打つ!
高校受験で「偏差値の空白」に苦しむくらいなら、戦略的に「中学受験」で研究学園駅からの送迎枠を確保するのが最強の生存戦略です。
学力がそれほどない場合でも、中学受験のあるスクールバス送迎が充実した学校を選択すれば、高校卒業までの切符を手に入れたも同然。
高校受験の椅子取りゲームから一足先に抜け出せます。
偏差値50前後で狙える「安心の切符」3選
- 常総学院中学校: 研究学園駅からスクールバスあり。
今の学力に無理のないクラスで合格を勝ち取りやすい。 - 土浦日本大学中等教育学校: 研究学園駅などからスクールバス運行。
最大の魅力は「日本大学への内部推薦権」。 - 東洋大学附属牛久中学校: TXみどりの駅からスクールバス。
有名私大「東洋大学」への切符を確保。
💰 デメリットの「学費」をどう考えるか?
中学3年間で約300万円〜かかります。
しかし、「中3の過酷な塾代」や「遠距離通学の送迎負担」を解決し、親が駅へ送り迎えするだけで済む安心感を買うと考えれば、決して高い買い物ではありません。
まとめ
研究学園での高校選びは「親の戦略」が9割!
研究学園は本当に住みやすい街ですが、高校選びだけは「情報の早さ」と「親の冷静な戦略」が試されます。
- 学力があるなら選択肢は広がる。
まずは今の立ち位置を客観的に知ること。 - 学力が不安なら「駅発スクールバス」の私立中を。
中学から入る方がハードルが低いケースも多いです。 - 6:30起床をデッドラインにする。
3年間の睡眠時間を守る通学ルートを最優先。
偏差値50前後を「普通」と捉え、お子さんが無理なく、笑顔で通える1校を見つけるために。
まずは今週末、お子さんと一緒に「朝の通学時間」を体験しに駅へ行ってみませんか?