つくば市研究学園エリアへの引っ越しを検討する際、真っ先に確認すべきは検討中の物件がどの小学校の学区かという点です。
なぜなら、このエリアは人口急増により学区の再編が頻繁に行われており、道路一本挟んだだけで通う学校がまったく異なるケースがあるからです。
この記事では、研究学園に20年住む私が、令和5年に開校したばかりの研究学園小学校とマンモス校学園の森義務教育学校の学区の違いや、現地のリアルな教育環境について解説します。
研究学園エリアの小学校は住所で決まる
結論から言うと、研究学園エリアの公立小学校選びは、親の希望ではなく住む住所(丁目・番地)で自動的に決まります。
越境入学は原則認められていないため、家を買う・借りる前に詳細な確認が必要です。
令和5年開校の研究学園小と学園の森の2択
現在、研究学園駅周辺に住む子供たちが通う公立校は、主に以下の2校です。
- 研究学園小学校・中学校(令和5年4月開校)
- 学園の森義務教育学校(小中一貫)
もともとは学園の森義務教育学校一校でしたが、児童数が急増し教室が足りなくなったため、分離する形で研究学園小学校が新設されました。
【図解】境界線はここ!学区エリア位置関係
住所だけではイメージしづらいため、位置関係を整理しました。
ざっくり言うと、北側(コストコ方面)と南側(駅方面)で大きく分かれています。
学園の森義務教育学校の学区はこちら
👇 北側(筑波山・国土地理院 方面)
- コストコ
- トライアル
- イーアスつくば周辺
【対象】研究学園 4~7丁目
研究学園小学校の学区はこちら
👆 南側(駅・東京・市役所 方面)
- 研究学園駅
- つくば市役所
- ホテルベストランド周辺
【対象】研究学園 1~3丁目
※大まかなエリア分けです。正確な境界は必ず市の窓口でご確認ください。
(トップページ右上の検索窓から「通学区域一覧」と検索してください)
【早見表】丁目ごとの指定学校リスト
図解とあわせて、詳細な住所リストも確認しておきましょう。
| 住所(丁目) | 指定小学校 | 備考 |
|---|---|---|
| 研究学園 1~3丁目 | 研究学園小 | 駅周辺エリア |
| 研究学園 4~7丁目 | 学園の森 義務教育学校 | コストコ側 |
| 学園南 1丁目 | 研究学園小 | 山新側 |
| 学園南 2~3丁目 | 葛城小 (※要確認) | エリア外 |
特に注意が必要なのが研究学園5丁目の一部です。
ここは駅に近いエリアですが、番地によっては学園の森義務教育学校になる場合があります。
研究学園小学校のリアルな評判と環境
新しくできたばかりの学校に我が子を通わせるのは、期待と同時に不安もあるでしょう。
学園の森義務教育学校からの分離が設立理由
研究学園小学校ができた最大の理由は、既存校のパンク(過密)解消です。
学園の森義務教育学校は、開校当初から想定を超える児童が入学し、プレハブ校舎を増設して対応していました。
その過密状態を緩和するために、駅南側や駅周辺のエリアを切り離して作られたのが研究学園小学校です。
そのため、現在通っている児童の多くは、もともと学園の森に通っていた子たちや、その兄弟姉妹です。
地域コミュニティの分断を心配する声もありましたが、現在は新しい学校としてのカラーができつつあります。
ピカピカの校舎と教室不足への備え
令和5年開校だけあり、校舎の設備は最新鋭です。
- ICT環境の充実:タブレット学習を前提とした教室設計
- 広々とした中庭:採光が良く明るい雰囲気
- セキュリティ:最新の防犯システム導入
ただし、研究学園エリアの人口増加はまだ続いています。
つくば市の資料によると、将来的な児童数増加を見越して、敷地内にはさらなる校舎増築が可能なスペースが確保されています。
新しいから空いていると思いきや、学年によってはすでにクラス数が多い場合もあるため、転入の際は学年ごとの空き状況を確認することをおすすめします。
住む場所で変わる地価と通学のしやすさ
学区選びは、そのまま家賃や土地の価格に直結します。
不動産データをもとに、エリアごとの特徴を解説します。
駅徒歩圏内(1~3丁目)は地価高騰でも人気
研究学園小学校の学区となる駅周辺(1~3丁目)は、利便性が高い反面、コストも高くなります。
最新の地価公示データ(令和7年版)によると、研究学園駅周辺の地価は前年比+9.37%と大きく上昇しています。
平均坪単価は約46万円を超えており、戸建てを構えるにはかなりの予算が必要です。
しかし、駅まで徒歩で通勤でき、小学校も近いこのエリアは、共働き世帯にとって代えがたい魅力があります。
時間は金で買うという考え方の家庭には最適なエリアと言えるでしょう。
通学路の注意点(信号のない交差点と渋滞)
一方で、学園の森義務教育学校の学区(4~7丁目)は、コストコやイーアスつくばなどの大型商業施設があり、週末の交通量が非常に多いのが特徴です。
特に注意したいのが通学路の安全性です。
新しく整備された道路は広くて走りやすい反面、スピードを出す車も少なくありません。
信号機のない交差点や、商業施設の駐車場入り口付近を通るルートになる場合は、子供と一緒に歩いて危険箇所をチェックすることが必須です。
🚙 合わせて読みたい:現地の交通事情
▶ 学園の森に「そよら」建設!渋滞は大丈夫?研究学園に20年住む私の見解
🛒 合わせて読みたい:買い物環境
▶ 【コストコつくば】買う前に注意!マニアが教える「人を選ぶ商品」10選
教育熱心なエリアだからこそ知っておきたい塾事情
研究学園エリアに住むメリットの一つに、選択肢の豊富な教育環境が挙げられます。
公立校に通いながらも、学校外での学習サポートが充実しているのがこの街の特徴です。
難関校狙いか補習か?駅周辺は多数の塾
研究学園駅周辺には、驚くほど多くの学習塾が密集しています。
目的に合わせて選べるのが最大の強みです。
- 茨進:茨城県内で圧倒的な実績を持つ進学塾。中学受験・高校受験ともに強く、地域の情報量が豊富です。
- 思学舎:「パズル道場」や理科実験など、低学年から楽しみながら学べるコースが充実しています。
- スクールIE:個別の性格や学力に合わせたオーダーメイド指導で、躓きを丁寧に解消してくれます。
このように、大手から個別指導まで徒歩圏内に揃っているため、送迎の負担を減らせるのも親としては嬉しいポイントです。
講師の多くが筑波大生という地域メリット
つくば市ならではの大きな特徴として、塾講師の質が高いという点が挙げられます。
例えば、駅前にある武田塾つくば校のデータによると、在籍講師の約9割が筑波大学の学生です。
教育や研究の最前線にいる学生たちから直接指導を受けられる環境は、他地域ではなかなか得られません。
勉強を教わるだけでなく、大学生活の話を聞くことで子供のモチベーションアップにも繋がります。
「将来はこんな大学生になりたい」という具体的なロールモデルが身近にいることは、子供の成長にとって大きな財産となるでしょう。
まとめ
教育環境優先なら物件選びは慎重に
研究学園エリアでの小学校選びは、物件の住所選びそのものです。
- 駅近・利便性重視:研究学園小学校(1~3丁目)
- 住環境・買い物重視:学園の森義務教育学校(4~7丁目)
まずは不動産会社に行く前に、つくば市の公式サイトで最新の通学区域図を確認し、希望する学校の学区内に絞って物件を探すことをおすすめします。
後悔のない移住生活のために、ぜひ現地を歩いて、通学路の雰囲気や充実した塾環境も肌で感じてみてください。
小学校の次は「高校」もチェック!
「研究学園から通える高校はどこ?」「県立と私立どっちがいい?」など、将来の進路も今のうちに確認しておきましょう。