「研究学園の塾代、高すぎない?」
そう感じたことはありませんか?
教育熱心なこのエリアでは、ネットにある「全国平均の学費データ」は全くあてになりません。
周りに流されて課金し続けると、家計が破綻しかねないのが現実です。
そこで今回は、研究学園で高校・大学受験を戦うための「リアルな教育費」を徹底試算しました。
特に今回は「世帯年収500万円」のケースを想定し、そこから教育費を捻出できるのか?という禁断のシミュレーションにも切り込みます。
先に結論を言うと、途中で心が折れそうになる金額が出てきます。
しかし、最後まで読んでください。研究学園に住む私たちには、「筑波大学への自宅通学」という最強のコストカット術が残されています。
※費用は2026年1月時点の目安です。正確な価格は必ず各公式サイト等でご確認ください。
年収500万円で「つくばの教育」は戦えるか?
まず、現実的な家計の話から始めましょう。
研究学園駅周辺の平均世帯年収は約538万円というデータがあります。
もしあなたの家庭がこの平均に近い年収500万円だとしたら、実際の手取り額はもっとシビアです。
現在の税制や社会保険料で計算すると、年収500万円の手取り額は約380万〜390万円。
ボーナスを均したとしても、月に使えるお金は約32.5万円が現実的なラインです。
ここから、研究学園エリア(戸建て・マンション)の「リアルな固定費」を引いてみます。
特にこのエリアはオール電化の戸建てや、通信環境を整えた家庭が多く、光熱費・通信費が意外とかさみます。
研究学園在住・4人家族の生活費モデル(リアル版)
- 手取り月収(ボーナス込平均):約325,000円
- 住宅ローン(管理費込):110,000円
- 車維持費(2台・ガソリン・保険):40,000円
- 食費・日用品:70,000円(物価高でギリギリです)
- 光熱費・通信費:50,000円
※オール電化の電気代・水道代で約2.8万、家族4人のスマホ・光回線で約2.2万が平均です。 - 保険・小遣い・雑費:60,000円
※生命保険・医療保険、夫婦のお小遣い、急な出費など。これでもかなり切り詰めた額です。 - 【支出合計】:330,000円
【収支】:▲5,000円(赤字)
いかがでしょうか。
教育費を1円も払っていない状態で、すでに毎月5,000円の赤字です。
つまり、多くの家庭において「毎月の給料は生活費で消え、教育費や塾代はボーナスから出すしかない」というのが偽らざる現実なのです。
【中学生】公立でも「塾代」だけで約250万円?研究学園の相場
「公立中学だからお金はかからない」
それは大きな誤解です。このエリアの公立中(学園の森、研究学園中など)はレベルが高く、「塾に行くのが当たり前」の空気が流れています。
中1・中2:月謝3〜4万円のボディブロー
中1から英・数の2教科で通塾する場合、相場は以下の通りです。
- 集団塾(月謝): 25,000円〜35,000円
- 個別指導(月謝): 30,000円〜45,000円
- 年間費用(講習込): 約40万〜50万円
先ほどの家計シミュレーションではすでに赤字でした。
そこにこの塾代が乗っかるため、ボーナスが夏冬あわせて100万円あったとしても、半分近くがこの時点で消えていきます。
中3は課金ゲーム?年間100万円超えの明細
勝負の中3になると、5教科受講が基本となり、オプション講座が山のように追加されます。
- 通常授業(5科):40,000円〜50,000円/月
- 夏期講習:100,000円〜200,000円
- 冬期講習・正月特訓:100,000円〜150,000円
- 日曜特訓・合宿・模試代:200,000円
- 年間総額: 約100万〜120万円
中学生3年間の塾代合計:約250万円
公立中学の授業料はタダですが、土浦一高や竹園高を目指すための「チケット代」として、これだけの金額が必要になります。
【高校生】公立トップ高の「塾」か、私立の「面倒見」か
ここで少しだけ朗報です。
2026年度(令和8年度)から、茨城県の私立高校授業料の実質無償化が拡充されます。
これにより、研究学園エリアの受験戦略に「私立」という選択肢が現実味を帯びてきました。
Aルート:公立(竹園・土一)+駅前予備校
これまでの王道ルートです。学費は安いですが、大学受験のための通塾がほぼ必須です。
- 学費(3年): 約40万円
- 塾・予備校代(3年): 約250万円(高3だけで100万円超もザラ)
- 【合計】:約290万円
Bルート:私立(常総・茗溪など)の実質無償化活用
授業料が実質無償(国と県の支援金)になった場合、私立の手厚い指導を活用して「塾なし」を目指す作戦です。
常総学院の「特進選抜」や茗溪学園の「アカデミアクラス」など、学校内で完結する学習環境が整っている学校なら、塾代を圧縮できる可能性があります。
- 施設費・修学旅行費等(3年): 約100〜150万円(授業料以外はかかります)
- 塾代(苦手科目のみ): 約50万円
- 【合計】:約150〜200万円
「公立が絶対安い」という常識は崩れつつあります。
お子さんの性格に合わせて、「塾代が高い公立」か「施設費がかかるが面倒見が良い私立」か、トータルコストで比較する視点を持ちましょう。
【大学受験】ここが勝負!国公立vs私立理系、「自宅通学」の破壊力
高校までの教育費で疲弊してしまった親御さん、ここからが研究学園に住む最大のメリットを発揮する時です。
つくばには、自転車やバスで通える「筑波大学」があります。
ここを狙えるかどうかが、老後資金を守れるかの分かれ道です。
4年間の学費と生活費の比較(※概算)
| 項目 | 筑波大(自宅・TX通学) | 都内私立理系(一人暮らし) |
|---|---|---|
| 入学金・学費(4年) | 約242万円 | 約650万円 |
| 通学費(定期代) | 約40万円 (研究学園⇔大学) | 0円 |
| 家賃・生活費(4年) | 0円 (実家) | 約500万円 (月10万×48) |
| 合計 | 約282万円 | 約1,150万円 |
その差、約4倍(800万円以上)。
都内の私立大学へ一人暮らしで進学させる場合、高級車が2台買える金額(1000万円オーバー)が飛んでいきます。
逆に言えば、「研究学園から筑波大(または県内の国公立)」に進学できれば、800万円の節約効果があるということです。
これなら、中学・高校で多少塾代がかかっても、十分にお釣りが来ます。
【総額シミュレーション】研究学園モデルの教育費一覧表
これまでの試算(塾代+学費)をまとめました。
これが、研究学園で「普通に」難関大を目指す場合のプライスリストです。
| 学年 | 必要経費(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 中1 | 約45万円 | 英数通塾開始 |
| 中2 | 約50万円 | 講習費増加 |
| 中3 | 約110万円 | 5科・受験対策MAX |
| 高1 | 約50万円 | 予備校(英数) |
| 高2 | 約60万円 | 科目追加 |
| 高3 | 約120万円 | 受験直前パック |
| 合計 | 約435万円 | 大学入学前にかかるお金 |
結論:子ども1人につき、大学入学前に約450万円〜500万円の「塾代・受験費」がかかります。
まとめ
教育費の山を乗り越えるための「親の戦略」
冒頭の「年収500万円・手取り月32.5万円」のシミュレーションに戻りましょう。
毎月の生活費だけで赤字。教育費を出す余力は、フロー(月収)には全くありません。
だからこそ、私たち研究学園住民が取るべき戦略は、以下の3つに集約されます。
1. 「児童手当」を聖域にする
中学卒業までに貯まる約200万円は、中3・高3の塾代で綺麗に消えます。
これは将来の学費ではなく、目の前の受験を乗り切るための命綱です。日々の生活費には絶対に使わないでください。
2. 「自宅通学」をゴールにする
大学費用で800万円浮くなら、中学・高校の塾代500万円は「必要経費」として割り切れます。
都内へ通わずとも、筑波大をはじめとする国公立を目指せる環境こそが、この街の最大の資産です。
3. 情報を武器にする
「みんなが行くから」と思考停止で塾を選ぶのではなく、情報を武器に戦いましょう。
2026年からの私立高校授業料無償化など、最新の制度をフル活用して賢く立ち回ることが、家計を守る鍵となります。
脅すような数字も出しましたが、早めに知っておけば対策は打てます。
賢く準備して、この素晴らしい教育環境を使い倒しましょう!